リスト様が実際に弾いたピアノを弾いてきたあああ!
クリストーフォリ堺にて。
ピアノの歴史を語っていただきながら、実際にピアノの音色を聴いたり、説明を受けたりできるツアーに行ってきました。アヴェンヌ繋がりでお世話をしていただき、実現いたしました♪
ピアノフォルテさん、にゃおこさんと行ってまいりました。
まずは・・・
↑見よ!このピアノの山!
ギターのように押さえる箇所によって音の高さが変わります。実際の鍵盤の位置と音が違うので気持ち悪かったです。弦を叩く振動が指に伝わり、変な感じ。ビリビリってくるのです。
説明はここの工房の山本宣夫さん。
演奏は筒井一貴さん。
黒と白の鍵盤逆なやつですーーー。象牙の価格が高騰しており、使う量が少なくて済む黒鍵のみに使ったから白黒反転しているそうな。
↑見にくいでしょうが・・・ちょうど膝の部分にペダルがあるんです。膝でペダリング♪筒井さんが「月光1楽章」と弾いてくださいました。このピアノの残響時間だとペダルを最後まで踏みっぱなしにしてちょうどいいくらい。現代のピアノだとペダル効き過ぎなんですよね。とても美しい響きでした。モーツァルトもベートーベンもこのピアノで作曲したんですよね。鍵盤の端から端をフルに使って。最高音部、最低音部を使うことで、ある種の緊張感が生まれます。その効果も狙って作られています。
そして、このピアノを弾くとピアノが弦楽器であることがよくわかります。鍵盤を一生懸命叩く、押す、で音をだすのではありません。前述のペダルを踏みっぱなしにしてちょうどいい残響、すなわち響き、弦が響いて音が鳴っている、というのがとても感じられるのです。そして、このピアノだからこそ「月光1楽章」が生まれたのです。
↑シューベルトの時代のピアノ
↑シューマン、ブラームスの時代のピアノ。
この頃からピアノの弦の部分に鉄が使われている。
↑リストのピアノ♪エラール。
「ラ・カンパネラ」の最初だけ弾かせていただく・・・。高音が鐘のよう・・・。
↑ロールピアノ。自動演奏ピアノです。
最初のクラヴィコードから音域が増えていき、現代のピアノに。
「月光」のピアノの時に触れましたが、これらはピアノの進化、とは一概にはいえません。あの時代のあのピアノでないと作れない曲があったからです。進化したがゆえにできなくなったこともあるでしょう、と山本さんはおっしゃっておられました。
合間にリストの献呈を筒井さんに弾いていただく・・。ピアノフォルテさん大興奮です!
そして・・・「リストが実際に使ったピアノ」を見せていただきました。うひょーーー!テンションあがる!
↑これこれこれーーー!!!!!
山本さんが「さっきカンパネラ弾いて人、はい!」(笑)
弾いてみました。
めっちゃコントロールしずらい・・・。ppとかにしようとしても無理。弾きにくいーーー!!!!!でもリスト様の手垢の付いたピアノ!!!!!私もうまくなるかなあ?
さて、筒井さんなんですが、私・・・どっかで見た人、というか東京でお会いしたことがある方に似ている!と思っていたんです。口調とか顔がそっくり!でもこういう業界だから、似たタイプの方がいらっしゃるんだろうな、程度に思っていたんです。そうしたら「東京に帰ります」という会話が聞こえ・・・。
え?東京の方?もしや!!!!!
「もしや、あのーーーあのーーーあそこの方ですか?」
「え?どこですか?」
「えっとーーー。名前が出てこない・・・●●駅の!!!!」
「そうです」
「えーーー!やっぱり、似ている方が、と思ってたんです。私、12月にお世話になりました!」
「ああ、やっぱり、見たことあると思ってました!」
世間は狭い????
あのー、関東Dolceの発表会を開催したあのサロンのオーナー(?)の方でしたよん。あの時もピアノの説明をいろいろしていただきました。なんて奇遇なの!!!!!
あっという間に見学は終了。このあとは、3人で中華を食べ、いろんな話に花を咲かせたのでありました♪
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