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2008年12月 9日 (火)

人前で演奏していますか?

子供の頃からピアノを習ってきました。人前で弾く機会というのは、教室の発表会か、家族の前でのみ。発表会なんて年に1度だし、家族の前といっても私の場合は、父に「弾いて」と言われ「間違うかもしれへんーーー」と言いながら弾く程度。(必ず「間違うかもとか言わない!間違っても平気な顔をして弾き続けなさい」みたいなことは言われてました)

短大で再開した時は、学校で友達の前で弾く程度だったし、発表会も1度しか出ていません。その頃は土日は絶対に仕事!という雰囲気で休めなかったんです。

で3年前に再開をして、久しぶりに発表会に出たら撃沈したわけです・・・。とほほほほ。

舞台には魔物が住んでいる!

確かに!

その通り!

それから幾度となく人前で弾き続けてきました。

今では人前で弾くことは全然平気です。

少し緊張はするけれど、心臓バクバク、とか頭真っ白とかにはなりません。なぜでしょうか?この3年で何が変わったんでしょうか?

舞台で緊張するのは当たり前!

普段通りに弾ける訳なんてないんです。

そういう条件の中で弾かなくてはいけません。

「完璧に弾かなくっちゃ!」と考えた瞬間でもう負けです(笑)

本番前に楽譜を見たり、手の動きを確認したら負けです(笑)

私は、仕事場では一応(笑)店舗責任者なのです。朝礼とか、みんなの前でとか、一人一人に、とか、とにかく話をしないといけない場面がたくさんあります。連絡事項レベルや、なんてことない内容については何も意識せず話すことができるのですが、きちんと説明しないと誤解を招きかねないことや、重大な発表になると「みんなこれを聞いたらどう受け取るかな?どう思うかな?ちゃんと意図が伝わるかな?」と考えてしまい緊張&声は震えるし、喉が乾きます。

自分中心、自分本位でない場合にそうなるということですね。

相手のことを想うが為に、そうなるということですよね?


おや?

ピアノ演奏の本番もそうじゃないですか?


「聴衆が自分の演奏を聴いたらどう思うか?」

「うまく弾かないと聴衆に笑われる!」

「ミスしたら気づくんじゃない?」

などなど・・・

聴衆を気にしていたらそういう方向にいってしまうのではないでしょうか?

3年前の発表会の時には、母、弟家族、お友達が勢揃いでした。久しぶりの本番、自分では緊張していないつもり。みんな聴きにきてくれているし、いつも通り弾こう、と思って臨んだつもり。でも直前に楽屋で楽譜を見ていて、どう弾くのかわからなくなった箇所が発生したのです。


「あれ?あれ?どうだったっけ!」


その後は、案の定頭真っ白・・・。

みんなの元に帰って「あーあ、大失敗したわーーー」と笑うのが精一杯ですよ・・・。とほほ。

どこかで「上手に弾こう、完璧に弾こう」と気負っていたんだな、と今になって思います。


じゃあ、聴衆を気にしないで弾く、てどういうことなの?

今、私が本番に臨む時に心がけていることといえば・・・


●本番前に人前で弾く機会をつくる
→集中力を高めて弾く&人に見られながら弾く、とどこでミスをするのかがわかります。わかったらこっちのもの!本番までに攻略しましょう!

ちなみに、最近エステ荘を人前で弾いたらいつも弾けているところが弾けなくなりました。焦りましたよ!でも冷静に考えてみると、普段は楽譜を見ないのに、見て弾いてしまったが故、ということがわかりました。すなわち、普段やっていることと違うことをしてはいけないということです。実は「ミスしたらいやだな、楽譜を確認しよう」と思って見たんです。余計にミスしたんなら逆効果!

●本番前に楽譜は見ない。自分を信じる。
→ピアノの前に座って弾き始めたら、勝手に手は動いてくれます。「ここはどうだったか!」と頭で考えれば考えるほどわからなくなります。自分の身体を信じろ!自分を信じろ!

●ピアノの前に座って弾く場面をイメージする。
→グランドの前に鍵盤がずらーと並んでいて、その前に座っているところを想像します。疑似本番中!本番では自分の目の前の景色は鍵盤ですからね、今のうちから慣れておきましょう&あそこに座ったら緊張するので、その前に慣れさせておきましょう、という意味合い。

●ミスをしても聴衆にはわからない、音楽が流れていれば気にならない
→これ、本当ですよ。自分が思うほど、他人は気にしていない、の典型的パターン。面白いですね。逆に「ミスがわからないように誤摩化してやれ」という所まできたら立派です!だから私は弾き直しはしません。そのまま無理矢理次に進めます。

「ピアノをやっている人間からすれば、舞台で弾く苦労を知っているので批判的にはならない。やっていない人間にはミスはわからないのだ」というような有名なピアニストの言葉。まさしくその通り!

●自分の音をよく聴いて、グランドの音を楽しみましょう!
→私はいつもは電子ピアノなので、余計にグランドを弾く喜び、楽しみがあるのでしょう。ここはこういう風な音を出したい、こう弾きたい、ということを考えながら音を聴いていると聴衆のことは気にならなくなります。自分の世界に入ってしまいましょう♪

ほーら、なんて自分勝手な。「聴衆の為に弾く」なーんてことは一切考えておりません。自分が楽しめたらいい、その結果、聴衆も楽しんでくれたら儲け物!みたいな考えです(笑)

少しでもみなさんの本番のお役に立てれば幸いデス♪

↓過去にも同じようなテーマの日記があります


http://kaoroon.cocolog-nifty.com/dekoboko/2007/03/post_b510.html


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コメント

かおるさんは本番前も平常心で、全く動じませんものね~。。。
見習わねば!!!
私はどーしても緊張してしまう^^;
でも弾く前に軽く体を動かすと若干落ち着けるようです^^

投稿: まーみ | 2008年12月 9日 (火) 20時43分

今日はありがとうございました。
初めての練習会参加でちょっと緊張しましたが、とても楽しかったです。

そして、かおるさんのエステ荘、
キラキラしていて、とても素敵でした。
ラフマニノフの連弾もyu-kiさんとの息が合って、曲の壮大さが出ていました。

たしかにかおるさんのおっしゃるように
「うまく弾こう」と無意識のうちに気負ってしまうから
どうしても緊張するし、ミスも増えるのでしょうね。
私も、こうやって練習会に参加するなどして、人前で弾く機会を増やして、
どんどんなれていきたいなと思います。

ところで、今日直接うかがおうと思ってすっかり忘れてしまったのですが、
ブログ、リンクを張らせていただいてもいいですか???

投稿: ももりん | 2008年12月 9日 (火) 22時39分

こんばんは♪
めちゃくちゃ共感しました(^-^)
人前で弾くと、いっつも自然に考えてなくても弾けてるところが急に分からなくなってしまうこと、よくあります~↓
そして、「いつもどおり」がよくわからなくなって、弾きながら曲に集中できなくなってしまって・・・自爆。みたいな。
間違えたって、震えたって、いいって思ってはいてもつい力が入っちゃうっていうか。
自分が楽しめて、満足できる演奏までもってくるには、普段から相当がんばらなくちゃってことですよね♪

投稿: りょー子 | 2008年12月10日 (水) 00時13分

コンバンハ^^
今年の6月、初めて練習会に参加させていただいて、一回目に弾かせて頂いた時、手も足も震えて...このまま逃げ帰りたい心境になったものです。
でもあの日を境に、ホントに信じられない位、それまで私を襲った人前で弾く時特有の緊張感から開放されました...。
聴衆を気にせず、自分を信じてピアノに集中する...そして場慣れ...Dolceの会が私に素晴らしい機会を与えてくれました...♪
かおるさんの”心掛け”...どれもウンウンと頷けますが、
自分を信じるには、たゆみない練習しかないのですヨネ^^
2週間後に迫ったホームコンサートの前に、かおるさんの日記をもう一度読ませて頂いてピアノに向いたいと思います。

投稿: クリームパンナ | 2008年12月11日 (木) 21時15分

こんばんは。
わたしもこの前ピアノステップに初参加してきましたが、やっぱり緊張しまくりました。
かな~り細かいところまでレッスンで突き詰めて見ていただいていたのですが、緊張するとそれどころでなくなってしまうのが困ったちゃんなところです。
もう少し、自分が楽しめたらOK!という境地に至れればいいのですけれどねcoldsweats01

でも、「ミスをしても意外に聴衆にはわからない」わたしもこれは今までの経験から本当だと思います(笑)

投稿: 桃まま | 2008年12月14日 (日) 01時57分

かおるさん、こんにちは。

凄い!かおるさん、分析が。
全てがそうだそうだー!と頷けることばかり。
聴いている方々のことを思わず、自分が楽しむことだけに集中しようと努力しているのですが、なかなか・・・まだまだ私も青いってか?(笑)
私も10日後の本番、楽しめるよう頑張りますぅ。

投稿: ペンネ | 2008年12月14日 (日) 11時31分

まーみさま

>かおるさんは本番前も平常心で、全く動じませんものね~。。。

いえーーー、平常心でいよう、と自分をダマしている部分もあるかもしれません(汗)適度が緊張が良い結果を招くとも思います♪

>でも弾く前に軽く体を動かすと若干落ち着けるようです^^

あ、わかります!私は背中、腰あたりを動かして、演奏中も同じように動かせばかなりリラックスできます!カンパネラの時は結構動かしていました。それでイメトレにもなりますよね!


投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時31分

ももりんさま

遅くなってすみません。
改名されましたが、ここはももりんさん、と書かせていただきますね!

人前で、人の目にさらされながら弾くということにできるだけ慣れておくのが本番に有効だと思います。「みんな、私を見て!」というくらいになれたらいいのですが、なかなか・・・。

リンク、もちろんOKです。私もさせていただきますね!

投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時33分

りょー子さま

はじめまして・・・ですよね?
実は、私先月にりょー子さんのところに遊びに行ったのです。大阪で練習できるところがないあかんーと思って携帯から検索してましたら、第3?2?4?ビル、あれ?どこかの地下にあることを記事にされていて、即利用させていただきました。その節はお世話になりました。URLをクリックしてびっくりしました(笑)

記事に共感してくださってありがとうございます。本番で平常心でいろ、というのが所詮無理な話でございます。そういう精神状態の時でも弾ける練習をしなくてはいけません。そのためには、普段からできるだけ完璧に弾けるようにしておかねばいけませんね。はあー、大変(笑)

投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時38分

クリームパンナさま


でもあの日を境に、ホントに信じられない位、それまで私を襲った人前で弾く時特有の緊張感から開放されました...。

短期間でその感覚を身につけられたんですね!すごいです。私は1年近くかかりましたよ・・・。私も最初の練習会の時は緊張しました!

たとえ周りが絶賛しても、自分が納得いかなければ全然だめですし。結局は自分がどう感じるか、ということになるのでしょうね。舞台が楽しくなる日々を夢見て、お互いにがんばりましょうね!

投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時43分

桃ままさま

ステップに出場されたんですね。おめでとうございます&お疲れさまでした!

>でも、「ミスをしても意外に聴衆にはわからない」わたしもこれは今までの経験から本当だと思います(笑)

そうですよね!!!!!ふふふふふ!

ステップの時は自分に嘘をついて「早く弾きたいなー」と心から思うように暗示をかけていました!出来はいまいちでしたが・・・。そういうところで度胸をつけるのもいいですね!私も弾ける曲ができたらまた出てみようかしら♪

投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時45分

ペンネさま

>凄い!かおるさん、分析が。
>全てがそうだそうだー!と頷けることばかり。

共感いただきありがとうございます!こういうことをきちんと知っておくほうが客観的に自分を見れるだろうと思い、分析してみました。結構分析が好きだったりして・・・。行動パターンも見えてきますし!

アマチュアであろうが、プロであろうが、本番の時の精神状態が普段と違うのは同じですものね。同じ弾くなら楽しく弾きたいものです。先日は久しぶりに「緊張している私」を感じ、見事撃沈しました(笑)夏のシューマンでは楽しく弾けたんですが・・・。やはり未完成の曲を弾くのはダメということですね。とほほ。

投稿: かおる | 2008年12月16日 (火) 10時48分

ガーン!( ̄□ ̄;)!!
ぢつは・・・・去年の来年弾きたい曲~
で、一度トラバさせていただいたものです♪

ブログ、面白くってよく見さしてもらってます☆
また遊びにいきますね(*^^*)

投稿: りょー子 | 2008年12月18日 (木) 21時38分

りょー子さま

きゃああ!それは失礼いたしました!誠に申し訳ございませんでした。ちょっと遡って確認してみたんですが・・・1年前でしたか!本当に失礼いたしました。

私も遊びに行かせていただきますね♪

投稿: かおる | 2008年12月19日 (金) 00時42分

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