ひじがポイント!
図書館で本を借りました。
「ピアノ上達法」天地真佐雄著・音楽之友社
中味を知らずにタイトルに惹かれて予約して借りたのですが、家へ帰ってびっくり!
なんてタイムリー!!!!!笑うしかないです。はい・・・。私に「30と40をさらえ!」と言っているんでしょうか?
1番から順に、楽譜の一部とともに、手の形を写真で紹介しつつ、指はこう置いてこう弾きなさいという本です。見ながら弾くのが良いかと思われます。これらの解説の前に、ちょっと役に立つんじゃない?と思うことが書いてあったので紹介いたします。
○ツェルニーの指定速度は常識で判断!
→30番の1番・・・バイエルを終えた子供にこんな速さで弾けるはずがない。弾く人に応じてムリのない速度にしましょうとのこと。おほほ−−−そうですか!
○演奏会で「乗れた」・・・脳の命令を待たず、脊髄反射で指が動く、すなわち指が自然に動き、脳はあまり負担がかからず余裕があり、音の流れを把握でき感情を盛り上げて歌うことができるから
○演奏会で「あがってしまった」・・・指を動かすのにいちいち脳から脊髄に命令を送るため、余裕がなくなり結果、不安感におそわれてしまうから
→うおーーー”発表会の時の私ではないか!あの時は「間違えないかなあ?」とか考えながら次の音を確かめながら弾いていた気がする。
○ひじを脇腹の線につけるようにひねると、前腕の2本の骨がクロスして「手全体に力を入れることができる」
→指が弱い・・・力がでない・・・という方は、ひじの位置がどうなっているか確認されてみてはどうでしょう?
○手首の高低・・・手首を高めにする時はひじは「脇腹の線に乗せるようにからだにピタリとつけて」の手首の高さで。
→ひじまであげないこと。
○その逆で、低めにする時は手首と鍵盤が平行する線以下に下がってはいけない。
○「速さ」を出すには速さを出す弾き方があります。「手首の硬直」も「指のかけだし」も原因は「ひじのフニャ弾き」です。音楽感情を表す根元、指を自由に動かす根元は「ひじの力」です。
ポイントは「ひじの位置、ひじに力を入れる、ひじを固定する」ということがわかります。確かにひじをしめると力が入ります。身体から離れると力が抜けます。言われれば当たり前のことですが、あらためて考えることってあまりなかったです。
「力が入らない」「手首が固い」(私だ!)「思うように弾けない」など悩んでいる方は一度、意識してみてはどうでしょうか?
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